勤務中に追突され(無過失)むち打ちの後遺症になった男の話。

被害者は、どこにでもいる会社員(運転手)で年齢は、36歳独身で実家暮らしの当たり前だった日常が理不尽に奪われた話。

SNSの交通事故被害者の投稿がたくさんあったので読んでいると、まだまだ交通事故の損害賠償請求や周りの関係者の理解(知識)の無さに悲しくなり記事を書くことにしました。

私が実際に体験した物語から得られた知識の数々です

治療編

  • 交通事故にも医療保険(健保・労災)を使える。
  • 任意保険会社の「一括払いサービス」のデメリット。
  • 同意書の内容が保険屋よりの時は加筆・訂正させる。

勤務先編

  • 勤務先の労災保険への勘違いポイント。
  • 労災隠しを許さない方法。
  • 外出(通院途中)を咎められない方法を考える。

保険会社編

  • 自賠責保険の請求書類一式を必ず確認しなければならない理由。
  • 保険会社は営利目的の民間企業だから、利益以外眼中にない。
  • 過失相殺での決まり文句は、保険会社の大ウソ。
  • 保険会社はあくまでも加害者の使いっぱしり。

損害賠償編

  • 損害賠償金算定基準が3つ(現在は2つ)存在する。
  • 交通事故の損害賠償請求は民法709条を根拠に払わせるための立証。
  • むち打ちで後遺障害等級の獲得に必要な検査や他覚的所見。
  • 弁護士は慎重に選ぶ。
  • 紛争解決機関の存在と運営資金との関係。
  • 紛争解決機関の使い分け方。

事故前は順調だった会社員を襲う理不尽な交通事故加害者

2012年4月24日(火)12時53分頃に起きた交通事故がありました。

朝4時台に起床し5時半にはトラックに乗って配送を開始しました。

午前中に配送を終えて工場への帰り道、赤信号で信号待ちをしていると1台の乗用車に追突されました。(ゴンッと凄い音がして2t車が押し出されました)

加害者は事故現場付近の会社の従業員で自賠責と任意保険には、きちんと加入していました。

ここまでは、「何だ美味しい事故じゃん!慰謝料もらいながら普通に働けて」

私も事故当日は、外傷も無く体の痛みも感じませんでした。

交通事故の知識が全く無かったので、実況見分も当日に終わり「物損事故」として処理を進めました。

上司に報告して次の日は休みにしてもらいました。

軽微な交通事故ほど予想外にむち打ちが起こる事がある

次の日の朝、体を起こそうとすると首と左肩と腰に激痛がはしり、直ぐに起きられませんでした。

「病院で診てもらわないと駄目だな・・・」取り敢えずどっか行こう。

この時に交通事故の知識があれば、労災指定の医療機関に行くでしょう。

しかし、残念なことにヤブで有名な総合病院の整形外科で無責任な勤務医に当たってしまいました。

交通事故の治療は失敗して当然のシステムだった!

10分ほど待って診察開始すると、医師から問診され症状を伝えました。

次にこんな事を聞かれました。

「治療は労災か自賠責かどちらでやるつもりなの?」

私は交通事故の知識が全く無いので意味不明・・・

「自賠責でやります」と答えるとPCに向かって入力していました。

私の方から医師に、警察に提出する診断書の作成と治療方法と通院間隔の話をしました。

医師から信じられない回答が返ってきました。

レントゲンに異常がないから、治療法がないね。(どこも悪くないと主張

湿布貼って安静にして保存療法くらいしか出来ないよ。

何故この時、転医しなかったのか?悔やまれて仕方ないです。

この医師は、「お前は仮病使ってるだけだから二度と来ないでくれ!」と言っていたのです。

3日分の湿布と飲み薬を処方されて10分で終了しました。

仮病のはずなのに痛みが引かない・・・

貰った湿布と飲み薬が無くなっているのに、首が痛くて曲がらない・・・

会社は4日連続欠勤しても回復せず、さすがに焦りを感じました。

同居している家族は全く無関心で、通院すら手伝ってくれません。

加害者への怒りよりも、医療機関と勤務先との、やり取りで精神的にも肉体的にも削られていました。

「本当に痛みが引かないから来たのに、何も出来ないってどういう事ですか?」

「原因がわからないなら、検査をしないのはなぜですか?」

「いつになったら出勤できるのか勤務先にも疑われています」

ヤブ医者に正論を主張してみました。

すると声を荒げて「検査はするが、むち打ちに効果的な治療法はないんだ!」

「勤務先への説明とか面倒だから上司に話をしてやるから伝えておいて!」

舌打ちして病院を出て上司に、事情を説明し病院まで話を聞きに行ってもらいました。

しかし、個人情報だから同意書がなければ何もお話できません。(嫌がらせ?)

そう言われたと上司から私の所に連絡が入りました。

私は激怒し、医局に抗議し紹介状を書かせて転医しました・・・

ヤブ医者の対応の悪さのせいで勤務先から白い目で見られる

1週間どころか2週間たっても、首が痛くて動かない状態に追い打ちをかけたのが、家族の無関心でした。

私が家族に手伝って欲しかった事リスト

  • 答えが見つからなくても良いから、情報を探すのを手伝って欲しかった。
  • 公共交通機関までの送迎。(1・2分の距離)
  • 事故前と受傷後の比較で、支障をきたしている事を勤務先に伝える。
  • 私の見ている所で、酒を飲んで普段どおり楽しむのを控える気遣い。

まともな家族なら当たり前過ぎて「はっ?何言ってんの?」と思うでしょうが、全て実話です。

腰が痛いのを我慢して、ゆっくりと駅まで歩いている所を勤務先の関係者に見られて、仮病の噂を流されたりいました。(頚椎カラーすら出して貰えないから外見上は普段と変わらないように見られる)

受賞直後の2週間程度はタクシーで通院するか、身内に送迎を頼みましょう。

対人賠償(加害者の保険)から一括サービスを勧められる

事故の種別を物損事故から人身事故に切り替えて、保険屋さんに連絡しました。

治療費の窓口負担を自賠責保険の代わりに当社が立て替える「一括払いサービス」の手続きをしませんか?

「んっ?一括払いサービスって何だ?」でも治療費の負担が無くなった方が楽だから頼めばいいや!

「一括払いでお願いします。」と伝えると、わかりました、それでは医療機関からの当社への請求に必要な「同意書」を送りますので至急ご返送お願いします。

医療機関の方には私から連絡をしておきますから、次回から窓口でのお支払いは不要です。

見事に罠にハマりました。(この時点で負けが確定したようなもの)

後日送られてきた、個人情報の提供(医療調査などの立ち入りや医療機関への意見が可能になる)の同意書にサインして返送していまいました。

同意書へのサインは、保険会社の治療費の打ち切りを助ける結果に繋がります。

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