免許証とりたてで運転が上手な人は本当に稀にしかいません。
初めから上手な人よりも、未熟な人の方が伸びしろがあり将来的には追い越すことだってありえます。
適正診断では気づかないメンタル面のポイントや運転操作の優先順位をまとめました。
運転技術が理想の状態まで高まった自分を明確に描こう
運転席からの視界や車両感覚などは、乗り続ければそれなりに慣れます。
運転を上達させる目的や、理想の技術を身につけた自分に近づくための近道は目標に向かって走ることです。
例えば、サーキット走行でタイムを更新することが目標なのに、狭い道をすり抜ける技術を身につけても目標には近づきません。
あなた自身が運転を上達しなければならない理由は何ですか?
私の場合を参考例にするとこんな感じでした。
- 就職の選択肢を増やすため。
- 遠く離れた場所に自分一人の判断で自由に移動するため。
- 大嫌いな実家から距離をおくため。
はっきり言って、楽しそうな夢や希望は全く無く、生きていくのに必要だったから運転を憶えようとしていました。
考えていることをメモ帳に書き出したりして、出来るだけ毎日確認するようにしましょう。
他にも、やりたいことをリストにして一つずつクリアして行くのも楽しく続けるのに有効な方法です。
走行中は次の交差点で何をするのか決めておく
スムーズな運転と行き当たりばったりな運転の違いは、交差点や車線変更などに現れます。
目的地に向かって走っている時は明確ですが、そうでない時はなるべく直進しましょう。
なぜ直進かというと、横断歩道や右左折が絡まなければ交通事故の確率は低くなるからです。
特に右折は判断ミスで人身事故になる確率が高い運転動作です。
交差点の信号機が時差式なのか、通常タイプなのか?
右折すると決めるのは、交差点1つ手前くらいでちょうどいいです。
右折すると決定した直後から「右折モード」で準備を始める事を意識して走行しましょう。
実はハンドル操作よりもフットブレーキが超重要です
真っ直ぐに走行できない人ほどハンドル操作に意識が集中しているものです。
きちんと車を停止させられるかで、交通事故になるかどうかが決定します。
教習所だと床にかかとをつけずにフットブレーキ踏むと教わるみたいですが、かかとをつけた方が強弱を調整する力が養われます。
例えば、カップホルダーに水の入ったコップを置いて走行中に、目一杯ブレーキを踏むと車が水びたしになります。
フットブレーキを踏むと車体前部が低く沈む特徴に慣れるためにも、かかとをつけて細かく強弱をコントロールする練習法が効果的です。
右左折やバックでの車庫入れよりも、まず最初に養ってもらいたい能力と言えます。
アクセルを踏むとリアが沈む感覚をつかむのも重要
アクセルを踏んでいる時のほうが、抜いている時より車の動きが安定します。
実はアクセル操作もハンドル操作よりも重要な技術です。
どんな状況でも踏めば加速すると思い込むのは間違いのもとです。
タイヤの回転が路面にキチンと伝わらなければ、車は前に進まない構造になっています。
車の前後の沈み方を少しずつ憶えるためにも、アクセルの強弱を細かく調整できるように意識して練習しましょう。
手よりも足で操作する方が難易度も重要度も高い
車を曲げることよりも真っ直ぐに走って、しっかりと車を止めることを重点的に確認しながら運転を指導してもらいましょう。
ブレーキを踏むと車の前部が沈むし、アクセルを踏むと車の後部が沈む特徴を体で憶えましょう。
地味な練習方法ですが、あなたの理想に近づくために役立つので実行してみてください。
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